イギリスでは、「ケアラーズ・トラスト」と「チルドレンズ・ソサエティ」という団体が、「学校でのヤングケアラー」プログラムを開発しています。
このプログラムは、ヤングケアラー、支援者、地方自治体、学校の先生たちと共に作られ、2014年から2015年にかけてイギリスの16の地区の94の学校で試験的に実施され、その後、全国的に導入されました。
このプログラムによって、多くの学校で、先生たちはヤングケアラーを見つけた時にどうすれば良いのかを知り、求められるヤングケアラー支援についての理解を深めたと報告されています。
ヤングケアラーのウェルビーング、クラスへの関わり、ヤングケアラーの幸福感、学習意欲、成績、自信も上がったと報告されています。
日本とイギリスでは、教育の仕組みや子どもの感じ方も違うので、学校でヤングケアラーを支援する時にそのまま同じ方法を使うのは難しいかもしれません。それでも、日本の学校がヤングケアラーをサポートしていこうと試行錯誤する時に、参考になる部分もあると思います。
●「学校でのヤングケアラー」プログラムの概要と効果
●「学校でのヤングケアラー」段階的ガイド(ケアラーズトラストのホームページの日本語訳:長谷川拓人・名倉美衣子・澁谷智子訳)
●「学校でのヤングケアラー」段階的ガイド(ケアラーズトラストのホームページ<英語>)
●「ヤングケアラーサポート学校賞申請ガイド」(Young Carers in Schools: Award Packの日本語訳:長谷川拓人・名倉美衣子・澁谷智子訳)
●「ヤングケアラーサポート学校賞申請ガイド」(Young Carers in Schools: Award Pack<英語>)